受験という目標のある子どもたちも、今行っている勉強がどのように役立つのかイメージすることが出来ません。ですから中々学習意欲が湧かないものなのです。そのような子どもたちをさぼらせず、机に向かわせる方法とは、一体どのようなものなのでしょうか。簡単に言えば、短期目標を設定して動機を創り出し、クリアした時の喜びを持続させ、同時に何度も解法を頭に入れ直して定着させることです。多くの有名塾はこうした手順で子どもたちに勉強させているのですが、保護者説明会等でもこれ以上具体的に説明されることは珍しいと思われます。ここではその詳細について、説明することにします。
細目に短期目標を設定するということは、小テストを頻繁に実施するということです。そうすることで、子どもたちは常に勉強している状態に置かれます。例えば週に1度小テストを課せば、その週に学んだことを、否が応でも復習することになります。こうして知識や解法が定着し、また理解できていなかったポイントが分かるのです。小テストは大手の塾であれば、4年生から6年生まで、3年間延々と続きます。小テストという目標があるからこそ、子どもたちは頑張ることが出来るのです。
人によっては、ひっきりなしにテストが課される状態について、批判することでしょう。もちろん考え方は色々あってよいのですが、テストは子どもを苦しめるために課しているのではありません。最終目標に近付くためには、コンスタントに勉強し続けなければならず、その手助けとしてテストという手段を用いているのです。この小テストという方法は大きな効果があることが実証されており、今では多くの塾で採用されています。