中学受験では、記憶力を定着させるために毎週テストを行う塾もあります。これは、毎週テストを行うことによって、記憶力を定着させ最低限の知識を覚えることが目的にあります。中学入試の本番で必要になる知識や解法は、膨大な量になります。そのため、それを小分けにして確実に毎週1つずつ勉強して行くのです。しっかり理解できているか否かは塾の毎週末のテストで確認されます。
また、一方で毎週のテストを導入していないケースもあります。毎週の授業内容の理解度を翌週の授業内で行う「確認テスト」で試すというものです。これは「復習主義」と言われるものです。塾で復習の確認テストを行うことに加えて、山のような宿題を与えられます。大量の学習量を与えることで、学習する習慣ができ、ルーティーン化することができるというのも、利点として挙げられるでしょう。
いずれにしても、大量の宿題は子どもに消化不良を起こすことがあるので、親としては子どもの状態をよくウォッチすることが必要です。消化不良を起こし、勉強について行けないという劣等感を抱かないように配慮が必要です。大量の宿題は必ずすべてこなす必要があるのではなく、反復練習という意味合いで実施しているものなので、それを子どもと親が理解しておくと良いでしょう。「復習」は首都圏や関西だけでなく、新潟のある北陸から北海道まで、進学塾であれば力を入れているでしょう。